所属会員
第68代理事長
【スローガン】
トランス フォーム
変 革
〜⻘年としての英知と勇気と情熱をもって〜
【はじめに】
SDGsでは、変化のことをトランスフォーム(Transforming ourworld)と表現しています。
では、トランスフォームとは一体どんな意味なのでしょうか。同じような意味を表すチェンジは、
「色や形が変わるレベルでの変化」という意味です。
これに対して、トランスフォームは「原型をとどめないレベルでの変容」を表します。
例えば、さなぎが蝶に変わるような全く違う存在になることです。
私たち⻘年会議所もそんな変容を遂げなければならないのです。
これは、私たちがおかれている社会環境は、私たちが考えているよりも速いスピードで変化しており、
この先は「今までのレベルより遥かに早いスピードで時代は変わっていく」ことが容易に予想されるからです。
社会の先駆者である私たち⻘年会議所は、その社会環境の変化より更に早いスピードで変容しなければならないのです。
2022年度は、そんな変容を遂げるため、6つの考え方と6つの具体的事業をもとにJC運動に邁進して参ります。
【6つの考え方】
(1) 発想の変革(トランスフォーム)
「こころのふるさと飛騨高山」
私たちが普段何気なく耳にする観光都市高山の標語です。この言葉は、昭和30
年代頃から使われ始めました。今では観光都市として当たり前の高山も、この標語
ができる以前は林業・鉱業が盛んな都市であったものの、「陸の孤島」と言われ、
「山国」の代名詞とされ、観光地とは程遠い状況でした。
私たちの祖父母の世代は、その事実を逆手に取り、「山国」=「こころのふるさ
と」という発想の変革(トランスフォーム)をすることにより、今日の観光都市高
山の礎を築いたのです。かつて「陸の孤島」といわれた高山は、今では、年間約
400万人が訪れる国際観光都市へと発展しています。
与えられた事実は、1つしかありません。その事実を肯定的にとらえるか否定的
にとらえるかで私たちの行動は変わります。今ある常識を変革(トランスフォー
ム)し、私たち⻘年会議所が新常識をつくり行動していきましょう。
(2) 世の中はひとつに繋がっている
2019年11月第一例会において、私たちは、世間に先駆けてSDGsの考え
方を学びました。SDGsの考え方を学ぶカードゲームでは、環境のパラメーター
のみを上げようとすれば、資金不足に陥り、児童酷使のカードを使わざるを得ない
状況に追い込まれ、経済のパラメーターのみを上げようとすれば、環境が悪化し、
社会が成り立たなくなることを実感しました。カードゲームからは、経済・環境・
社会のつながりという全体像を学ぶことができたのです。SDGsは、身近なとこ
ろから誰でも手軽に始められます。このため、現在のSDGsは、個別の課題が
フォーカスされがちですが、SDGsの本来の目的は、各々が手軽に始めた行動に
より、17のゴールを同時に解決するということだと思います。
個別の課題に取り組みながらも最終的に全ての課題を同時に解決しようという考
え方は、私たちも実践したい考え方です。高山を変えるためには、1つのことに焦
点をあてるのではなく、全体像を見なれければならないのです。世の中はひとつに
つながっていることを踏まえ行動していきましょう。
(3) 高山の先駆者として
私は、高山を離れた後、大学に進学し、旧財閥系企業に就職することができまし
た。大学では、これから立法しようとしている社会の仕組みに触れ、会社では、そ
れを最先端で実践している現場に身を置くことができました。
それは、クールビス(環境問題)に始まり、ITシステム、情報漏洩の防止、個
人情報保護、働き方改革など枚挙にいとまがありません。今思えば、会社にいるだ
けで最先端の社会・経済の情報を掴めていたのです。しかしながら、高山にUター
ンし、個人事業主として事務所を開業してからは、社会・経済の動向は、待ってい
ては掴むことができないものとなりました。
そのような状況の中、社会・経済の新たな動向をいち早く伝えてくれるのがこの
⻘年会議所のネットワークでした。SDGsがその最たる例です。今やメディア
で、SDGsが取り上げられない日はないですが、私が、初めてSDGsという言
葉に触れたのは、2018年1月の京都会議です。高山⻘年会議所でも、メディア
で取り入れられる以前からバッヂをつけ、その内容を学んでいたのです。
話は変わりますが、2021年、新型コロナウイルス感染症のワクチン職域接種
を行った際に、高山⻘年会議所の会員会社の従業員及びその家族(18歳〜65
歳)は、約1,000人いることが分かりました。高山⻘年会議所は、1,000
人の高山市⺠に直接情報を伝えることができる情報網を持っているのです。年齢制限を外し、
OBやセネター会員、関連企業を含めれば、その数は、飛躍的に多くなります。
私たち、高山⻘年会議所は、日本⻘年会議所及び各地会員会議所というネット
ワークと異業種団体というネットワークで最先端の情報を得ることができます。こ
の情報網で得た最先端の情報を会社という伝達手段を利用し、的確に高山市⺠に発
信していけば、高山の社会システムを変革することができるはずです。むしろ、情
報網と伝達手段を持っている私たち⻘年会議所は、高山の先駆者として、この高山
を変革していかなければならいのです。
高山の先駆者となる気概をもって行動していきましょう。
(4) エンパワメント(潜在能力を引き出す)
「JCしかない時代からJCもある時代へ」と変わり、多くの団体がそれぞれ特
色のある運動を展開しています。その中で、⻘年会議所は、他団体がまだ実施して
いない事業を展開しようとする傾向にあります。私たちが実施したという〝主催〟
にこだわっているのです。しかしながら、私たち高山⻘年会議所の目的は「明るい
豊かな地域社会」の実現であり、高山のためになるならば、体裁にこだわる必要な
ないと思います。
広義のエンパワメント(湧活)とは、「人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人
が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させること」と定義されていま
す。大切なのは、高山市⺠や高山にある多くのまちづくり団体がその能力を十分に
発揮し、よりよい高山をつくり上げることだと思います。高山のためになる事業で
あれば、他団体と協力し、他団体の能力を引き出し、ともに事業を展開できるよう
行動していきましょう。
また、新入会員を含む会員、高山市⺠、他団体、その他、他者に影響力をあた
え、潜在能力を引き出す活動をしていきましょう。
(5) 今のこどもが未来のおとな
全国⻘年司法書士協議会では法律教室を展開中であり、そのキャッチフレーズに
「今のコドモはみらいのオトナ」を掲げています。これは、貧困問題を断ち切るに
は、貧困に陥ってしまった親世代を支援するのではなく、子世代に正しい知識を身
に着けさせることにより、貧困の連鎖を断ち切ろうというプロジェクトです。
現状を変えるために、今の大人に働きかけるのではなく、子どもに働きかける考
え方は、全ての事柄に応用できると考えます。例えば、この高山の〝ブランド力〟
は誰が高めてくれるのでしょうか。行政や外部の旅行会社、広告会社に高山のブラ
ンド力向上を任せてよいのでしょうか。それは、それでよいのかもしれませんが、
大切なことは私たち自身、高山市⺠が、高山のブランド力を高めていく必要があり
ます。そして、もっともブランド力の向上に貢献してくれるのは、全国に散ってい
る高山出身者だと私は考えます。高山では、高校卒業後多くの若者が、就職または
進学のため、高山を離れると言われています。〝よそ(高山以外の地域)〟で専門
的な勉強、経験をして、専門的な知識で高山を支える担い手が増えることを考える
と、若者の都市部への流出は悪いことばかりではありません。この都市部へ流出す
る若者たちは、高山のブランド力向上の最大の応援団です。高山にいる子どもたち
に高山の素晴らしさを伝えることができれば、大人になった10年後にきっと高山
のブランド力向上に寄与してくれるでしょう。
また、今の子どもたちが大人になり、または、高山にUターンした10年後は、
高山⻘年会議所の入会候補者です。今の子どもたちに高山⻘年会議所の存在感を示
しましょう。
今の子どもたちに高山の素晴らしさ、高山⻘年会議所の素晴らしさを伝えること
ができれば、10年後の高山、そして高山⻘年会議所の未来は明るいのです。「今
のこどもが未来のおとな」を意識し、行動していきましょう。
(6) 今、最も必要とされる事業の実施
2016年8月26日、アニメーション映画『君の名は。』が公開され、歴史的
ヒットを記録しました。この時、飛驒市は、同年11月6日に同作の上映会を実施
しました。しなしながら、高山市では実施されなかったため映画館がない高山市⺠
は、飛騨地域が題材の映画であるにもかかわらず、飛騨地域以外の映画館へ行かな
ければならなかったのです。この上映会は、2015年に計画することはできず、
2017年に実施してもその価値は、半減します。飛驒市のように同作の公開後
2ヶ月後というブーム真っただ中のタイミングで実施するということに意味がある
のです。つまり、社会環境の変化のスピードが早いため、計画決定した事業計画
が、実施段階において、時代のニーズに合っていないことがあるのです。
2022年度は、事業計画を大切にしながらも、一定のところでは、事業計画に
固執することなく、事業計画の補正・修正を恐れず、臨機応変に行動していきま
しょう。
【6つの具体的事業】
2022年度は、上記6つの考え方を踏まえ、下記6つの事業を展開していきます。
(1) 未来を先取りする事業の実施
私が大学進学した2002年、日本の最先端は東京にあり、夢を実現するに
は、地方ではできないという風潮がありました。これは、現在でもそうかもしれま
せん。しかしながら、コロナ禍において、本社機能を地方へ移転する企業が増えて
いるように、東京でできることは地方でもできる時代へと変化しています。つま
り、東京でできることは、高山でもできるはずなのです。
2022年度は、地方である高山で未来を先取するような革新的な事業を実施し
ます。
(2) 市⺠が政治に興味をもつ事業の実施
日本の有権者層は「人口が多く投票率が高い団塊世代」と「人口が少なく投票率
が低い若年層」に分けることができます。これを投票を受ける政治家(立候補者)
からの視点で考えると「特定世代に向けた政策」を立案する場合、若年層4人と団
塊世代1人は同じ重さとの計算になるそうです。特にこの高山においては、進学先
が少ないため、18歳から20代前半の人口は、日本の全国平均より極端に少ない
現状があります。このような状況下においては、若年層の意見を反映した政策立案
は、少なくならざるを得ません。若年層が声をあげれば、政治家(立候補者)も、
より若年層の意見を反映した政策立案を行うようになるのではないでしょうか。
2022年度は、市⺠、とりわけ若年層の意見を政治に反映させるような事業を
実施します。
(3) 会員のための事業の実施
高山⻘年会議所では、公益法人格取得以来、公益事業への支出が増え、会員のた
めの共益事業への支出が少なくなっていた経緯があります。高山⻘年会議所が主体
となり、直接、魅力ある⻘年経済人を育てる事業を実施する機会が少なくなってい
たのです。地域の発展は、魅力ある⻘年経済人なくしてなし得ません。
2022年度は、会員のための事業を実施します。
(4) 新入会員の育成の実施
⻘年会議所1年目にJAYCEEとしての基礎をしっかり学ぶことができなけれ
ば、修練・奉仕・友情の三信条を体感することや⻘年会議所らしい特別感ある事業
は実施できません。
2022年度は、新入会員がまずは「当たり前のことが当たり前にできる人」に
なることを目指し、延いては高山の⻘年経済人として高山を牽引できるJAYCE
Eになるための事業を実施します。
(5) 会員拡大活動の実施
単年度制の⻘年会議所にとって、唯一継続しなければならない事業が会員拡大事
業です。それは、会員拡大をし続けない限り、やがては高山⻘年会議所は消滅して
しまうからです。明るい豊かな地域社会の実現のため、様々な事業を実施していま
すが、高山⻘年会議所が消滅してしまっては事業を行えないことは自明の理です。
2022年度は、例年の会員拡大活動はもちろん、これまでアプローチしたとこ
のない新入候補者に対しても会員拡大活動を実施します。
(6) 組織の変革(トランスフォーム)
単年度制である⻘年会議所では、組織運営にかかわるメンバーも1年交代となる
ため、組織運営が前年踏襲となる傾向があります。
2022年度は、前年踏襲にとらわれることなく、失敗を恐れず、会議の日数、
縦割り・横割りの組織編成や予算配分など新たな組織運営を実施します。
【おわりに】
新型コロナウイルス感染症は、私たちの世界をある意味強制的に変革(トランスフォーム)させました。
マスクの着用が当たり前になり、三密を避ける行動が基本になり、私たちの日常生活には大きな変化がありました。
今まで必要だと言われて進めようとしてもなかなか進まなかったことが数か月の間に激変し、さらに変わり続けています。
私は、2018年、専務理事予定者としてハイブリッドオンライン会議を実施しようと試みました。
しかしながら、否定的な意見に加え、設備の不具合とシステムの勉強不足が重なり、実施には至りませんでした。
ところが、コロナ禍における2020年5月第一例会は、法人格検討会議の議⻑として、たった数か月の間に
オンライン例会を実現させることに成功しました。今では、オンライン例会が例会実施方法の主流となっています。
変革(トランスフォーム)してみると自分たちがどれほど既存の枠に囚われていたかということを気づくことになります。
さなぎが蝶に変わることを知らなければ、蝶になる発想は思いもよりません。
しかし、一度、蝶になることを知れば、それは当たり前になり、無限の可能性へとつながるのです。
⻘年としての英知と勇気と情熱をもって、「明るい豊かな地域社会」の実現のため、既存の枠を破り、変革(トランスフォーム)しましょう。
副理事長
●市民の政治関心を高める委員会
委員長 丸山 純平
担当常任理事 黒地 勝也
【スローガン】
まずは一歩踏み出そう 〜まちづくりは楽しく!〜
【基本方針】
現代日本の民主主義社会において、市民の多様な価値観を反映して政策を選択する政治システムを成熟させていくには、投票率の向上を始めとする、より多くの市民の政治参加が必要不可欠です。
私たちが住む高山市では少子高齢化が進む一方で、地域内に進学先や就職先が少ないために若者の市外流出も激しく、地域の将来を担う若者の意見はとても貴重なものとなっております。ですが、2018年に行われた高山市長選挙では、若年層(20歳から40歳)の年代別投票率はいずれも全体の平均投票率である61.94%を下回っており、相対的に若者の意見が市政やまちづくりに反映されにくい状況となっております。
20歳から40歳までの青年経済人で構成される青年会議所だからこそ、高山市に住む若者の先駆者として、若者の声を主導してまちづくりの場に反映させていくことが求められています。
しかしながら、多くの若者は日々の仕事や生活で忙しく、政治や地域課題を考える余裕はなかなかありません。まちづくりをなんだか堅苦しく、難しいものだと捉えている方も多いかもしれません。ですが、同じ高山市に住み、日々の生活を営む市民として、少なからずこの高山市の好きなところがあり、より良い地域にしていきたい想いがあるはずです。そんな想いこそがまちづくりの原点であり、そうした市民の日々の悩みや課題を解決することこそが政治の本来の役割ではないでしょうか。
だからこそ、市民の政治関心を高める委員会では「まずは一歩踏み出そう 〜まちづくりは楽しく!〜」をスローガンに掲げ、高山市の若者が気軽に楽しくまちづくりに参加できるように、参加への一歩目を支援するさまざまな事業を展開していきます。また、私たちの事業を通して政治に参加するようになった若者はきっと、その後年齢を重ねても政治参加し続けてくださることが期待できるため、今はまだ選挙権が付与されていない高校生を始めとする10代の青少年も事業の対象とします。
最初は小さな一歩だとしても、いずれは若者の声がより反映される地域につながり、結果として高山JCの理念である「明るい豊かな地域社会」の実現につながると信じて、事業を行います。
●寺子屋委員会
委員長 小原 正寛
担当常任理事 中澤 淳
【スローガン】
Practice makes parfect
〜習い慣れよ〜
【基本方針】
高山青年会議所は、「明るい豊かな地域社会」の実現を理想とし、会員一人ひとりが自分の住む地域社会に働きかけ、良い影響を生み出そうと活動してきました。その活動は一日で成るものではなく、これまで歩んできた66年の歩みの中で築かれてきました。しかし、入会間もない会員はすぐに高山青年会議所のビジョンを持って行動することは難しく、「明るい豊かな地域社会」の理想実現に寄与することは困難です。
私は「まずは行動する」ことで、入会間もない会員も何をしたらいいのか、どうしたら協力してもらうことができるのかが見え、高山青年会議所のビジョンを持った人材になっていくことができると考えます。私が考える「行動する」とは人の話を聞き学び、学んだことを自らで率先して失敗を恐れずに実行に移すことです。実践したことが経験となり自らの力とすることができるのです。そして、その力を仲間と協力して発揮することで社会に影響を与える青年会議所らしい事業を行うことができるのではないでしょうか。
新入会員にとって入会一年目は青年会議所の基礎を学ぶ重要な年です。しかし一年間ただ学ぶだけでは身につくことに限りがあります。新入会員には青年会議所の基礎を学ぶことだけではなく、新入会員一人ひとりが主体性をもって考え行動できる場を作ります。主体性をもち行動することで、青年経済人として当たり前のことを当たり前に行える力を身につけ、またやりがいや喜びに溢れ青年会議所の活動への理解を深めることになります。
そのために新入会員は一年間の基礎研修並びに各事業に積極的に参画し、地域の活性化の事業へ共に活動を行い、自身の学びを深めさらにその学びを実践します。この活動で得た経験によって青年会議所の活動だけにとどまらずこれまでの人生では得られなかったような自己変革を促すことができると考えます。寺子屋委員会では新入会員のエンパワメントに注力し青年会議所に入会したことでJAYCEEとして、そして青年経済人としてこれからの高山のまちづくりを担える人材へと成長できる一年間となるように努めて参ります。
●青年経済人育成委員会
委員長 和泉 誠
担当常任理事 洞口 航
【スローガン】
魅力あふれるJAYCEEへ
【基本方針】
私たち高山青年会議所は66年という長い歴史を築いてまいりました。その歴史の中で先輩方は、修練・奉仕・友情の三信条のもと、社会的課題に取り組み様々な事業を成し,多大な功績を残されました。私たち現役会員はその意思を受け継ぎ活動を継続する中で、この度一般社団法人へと移行し、変革(トランスフォーム)をもたらすことで、新たな高山青年会議所の歩みを進めてまいります。
皆さんが高山青年会議所に入会した理由は何でしょうか。地域貢献のため、仲間づくりのため、自己成長のため、おもしろそうだから、さまざまな思いで入会されたことと思います。私が入会した理由は、仲間づくりと自己成長です。私が求めていた自己成長とは、社会のため地域のためではなく、自身が幸福になるためのものでした。今でも根本は変わっていませんが、さまざまな事業に携わることで、青少年育成やボランティア・まちの発展など、多くの社会的課題に興味を持つことができました。地域のために活動することの大切さに気づけたのは紛れもなく自己成長したからです。この経験から、私たちがJAYCEEとして更なる成長を遂げることは、社会的課題解決への意識の高まりへとつながり、私たちが行動することで高山がより良い方向へと進むことにつながると考えます。
そこで当委員会では、一般社団法人として新たに迎えたこの年に、会員の資質向上を目的とした例会を行います。JAYCEEとして、高い品格と教養を身に付けていただくことで個人の魅力を磨いていただき、他者を知り個性を活かす方法を学ぶことでJC運動を更にレベルアップしたいと考えます。私はJAYCEEとしての成長は自己成長のみならず、「明るい豊かな地域社会」の実現につながるものでもあると考えます。そのために高山青年会議所の会員全員が地域に影響を与える青年経済人として更なる成長が遂げられるよう今年一年活動してまいります。
専務理事
●事務局・財政局・広報局
専務理事 佛坂 茉千子
事務局長 宮腰 広之
財政局長 柴田 拓哉
広報局長 山本 正和(移行特別担当理事兼務)
【スローガン】
りく りょく きょう しん
戮 力 協 心
~心を一つに全力サポート~
【基本方針】
近年、新型コロナウイルス感染症により会議のオンライン化や会員減少によるメンバー一人ひとりが担う役割の負荷など、高山青年会議所を取り巻く環境は常に変化をし続けています。変化に対応しつつ課題と向き合いながら、高山青年会議所として地域の発展を最大限に考えられるように、今一度組織運営について見直す必要性があります。
そこで、事務局では諸先輩方が培われたノウハウを最大限に生かしながらも、より効率の良い会議方法の検討を行います。また各種様式などの見直しを図ることで、メンバーにかかる負荷を軽減して一人ひとりが能動的に活動できる体制を作りだし、まちづくりに全力で取り組めるようサポートしてまいります。
本年度は、縦と横のつながりを強化した組織構成のもと、広報局長を加えた3局長と移行特別担当理事が集う事務局が責任と自覚を持ち組織運営を行ってまいります。
<財政>
高山青年会議所は一般社団法人になり組織変革が求められます。一般社団法人としての新たな船出となりますが、これまで同様公益法人会計基準同等の財務基準で、諸先輩方より引き継がれてきた厳格で適正な財政運営を行っていきます。
そのためにも、会計業務全般はもちろんのこと、各委員会の状況を把握できるよう各委員会との財政面での連携強化を心がけていくとともに、各委員会が安心してたくさん魅力ある事業やJC運動に取り組んでいけるよう財政面からサポートしてまいります。
<広報>
広報局では、高山青年会議所の様々な運動内容を素早く正確に広報活動することを心がけます。また、広報の方法に関しても対象や事業の特性を見極めて、より効果的な広報が行えるように努めます。そして、その広報活動が各事業の集客と、会員拡大にも影響を与えることを認識しながら、さらに組織と運動の内容が広く市民に認知され、高山青年会議所の魅力が一人でも多くの市民に伝わることを目指し活動します。
会員拡大活動においては全会員が会員減少の課題と向き合い、会員一人ひとりが主体性をもって拡大活動に取り組めるように従来の会員拡大活動に加えて、新しいアイデアとアプローチを用いながら会員拡大活動を実施してまいります。
<移行特別担当>
本年度は高山青年会議所が一般社団法人となり、通年して活動していく初めての年となります。一般に移行しても引き継ぐべきところ、または変えていかなければならないところを一年の活動を通じてしっかり検討し、一般社団法人としての基盤をしっかり作っていきたいと思います。
事務局長
●事務局・財政局・広報局
専務理事 佛坂 茉千子
事務局長 宮腰 広之
財政局長 柴田 拓哉
広報局長 山本 正和(移行特別担当理事兼務)
【スローガン】
りく りょく きょう しん
戮 力 協 心
~心を一つに全力サポート~
【基本方針】
近年、新型コロナウイルス感染症により会議のオンライン化や会員減少によるメンバー一人ひとりが担う役割の負荷など、高山青年会議所を取り巻く環境は常に変化をし続けています。変化に対応しつつ課題と向き合いながら、高山青年会議所として地域の発展を最大限に考えられるように、今一度組織運営について見直す必要性があります。
そこで、事務局では諸先輩方が培われたノウハウを最大限に生かしながらも、より効率の良い会議方法の検討を行います。また各種様式などの見直しを図ることで、メンバーにかかる負荷を軽減して一人ひとりが能動的に活動できる体制を作りだし、まちづくりに全力で取り組めるようサポートしてまいります。
本年度は、縦と横のつながりを強化した組織構成のもと、広報局長を加えた3局長と移行特別担当理事が集う事務局が責任と自覚を持ち組織運営を行ってまいります。
<財政>
高山青年会議所は一般社団法人になり組織変革が求められます。一般社団法人としての新たな船出となりますが、これまで同様公益法人会計基準同等の財務基準で、諸先輩方より引き継がれてきた厳格で適正な財政運営を行っていきます。
そのためにも、会計業務全般はもちろんのこと、各委員会の状況を把握できるよう各委員会との財政面での連携強化を心がけていくとともに、各委員会が安心してたくさん魅力ある事業やJC運動に取り組んでいけるよう財政面からサポートしてまいります。
<広報>
広報局では、高山青年会議所の様々な運動内容を素早く正確に広報活動することを心がけます。また、広報の方法に関しても対象や事業の特性を見極めて、より効果的な広報が行えるように努めます。そして、その広報活動が各事業の集客と、会員拡大にも影響を与えることを認識しながら、さらに組織と運動の内容が広く市民に認知され、高山青年会議所の魅力が一人でも多くの市民に伝わることを目指し活動します。
会員拡大活動においては全会員が会員減少の課題と向き合い、会員一人ひとりが主体性をもって拡大活動に取り組めるように従来の会員拡大活動に加えて、新しいアイデアとアプローチを用いながら会員拡大活動を実施してまいります。
<移行特別担当>
本年度は高山青年会議所が一般社団法人となり、通年して活動していく初めての年となります。一般に移行しても引き継ぐべきところ、または変えていかなければならないところを一年の活動を通じてしっかり検討し、一般社団法人としての基盤をしっかり作っていきたいと思います。
財政局長
●事務局・財政局・広報局
専務理事 佛坂 茉千子
事務局長 宮腰 広之
財政局長 柴田 拓哉
広報局長 山本 正和(移行特別担当理事兼務)
【スローガン】
りく りょく きょう しん
戮 力 協 心
~心を一つに全力サポート~
【基本方針】
近年、新型コロナウイルス感染症により会議のオンライン化や会員減少によるメンバー一人ひとりが担う役割の負荷など、高山青年会議所を取り巻く環境は常に変化をし続けています。変化に対応しつつ課題と向き合いながら、高山青年会議所として地域の発展を最大限に考えられるように、今一度組織運営について見直す必要性があります。
そこで、事務局では諸先輩方が培われたノウハウを最大限に生かしながらも、より効率の良い会議方法の検討を行います。また各種様式などの見直しを図ることで、メンバーにかかる負荷を軽減して一人ひとりが能動的に活動できる体制を作りだし、まちづくりに全力で取り組めるようサポートしてまいります。
本年度は、縦と横のつながりを強化した組織構成のもと、広報局長を加えた3局長と移行特別担当理事が集う事務局が責任と自覚を持ち組織運営を行ってまいります。
<財政>
高山青年会議所は一般社団法人になり組織変革が求められます。一般社団法人としての新たな船出となりますが、これまで同様公益法人会計基準同等の財務基準で、諸先輩方より引き継がれてきた厳格で適正な財政運営を行っていきます。
そのためにも、会計業務全般はもちろんのこと、各委員会の状況を把握できるよう各委員会との財政面での連携強化を心がけていくとともに、各委員会が安心してたくさん魅力ある事業やJC運動に取り組んでいけるよう財政面からサポートしてまいります。
<広報>
広報局では、高山青年会議所の様々な運動内容を素早く正確に広報活動することを心がけます。また、広報の方法に関しても対象や事業の特性を見極めて、より効果的な広報が行えるように努めます。そして、その広報活動が各事業の集客と、会員拡大にも影響を与えることを認識しながら、さらに組織と運動の内容が広く市民に認知され、高山青年会議所の魅力が一人でも多くの市民に伝わることを目指し活動します。
会員拡大活動においては全会員が会員減少の課題と向き合い、会員一人ひとりが主体性をもって拡大活動に取り組めるように従来の会員拡大活動に加えて、新しいアイデアとアプローチを用いながら会員拡大活動を実施してまいります。
<移行特別担当>
本年度は高山青年会議所が一般社団法人となり、通年して活動していく初めての年となります。一般に移行しても引き継ぐべきところ、または変えていかなければならないところを一年の活動を通じてしっかり検討し、一般社団法人としての基盤をしっかり作っていきたいと思います。
委員会
●寺子屋委員会
委員長 小原 正寛
担当常任理事 中澤 淳
【スローガン】
Practice makes parfect
〜習い慣れよ〜
【基本方針】
高山青年会議所は、「明るい豊かな地域社会」の実現を理想とし、会員一人ひとりが自分の住む地域社会に働きかけ、良い影響を生み出そうと活動してきました。その活動は一日で成るものではなく、これまで歩んできた66年の歩みの中で築かれてきました。しかし、入会間もない会員はすぐに高山青年会議所のビジョンを持って行動することは難しく、「明るい豊かな地域社会」の理想実現に寄与することは困難です。
私は「まずは行動する」ことで、入会間もない会員も何をしたらいいのか、どうしたら協力してもらうことができるのかが見え、高山青年会議所のビジョンを持った人材になっていくことができると考えます。私が考える「行動する」とは人の話を聞き学び、学んだことを自らで率先して失敗を恐れずに実行に移すことです。実践したことが経験となり自らの力とすることができるのです。そして、その力を仲間と協力して発揮することで社会に影響を与える青年会議所らしい事業を行うことができるのではないでしょうか。
新入会員にとって入会一年目は青年会議所の基礎を学ぶ重要な年です。しかし一年間ただ学ぶだけでは身につくことに限りがあります。新入会員には青年会議所の基礎を学ぶことだけではなく、新入会員一人ひとりが主体性をもって考え行動できる場を作ります。主体性をもち行動することで、青年経済人として当たり前のことを当たり前に行える力を身につけ、またやりがいや喜びに溢れ青年会議所の活動への理解を深めることになります。
そのために新入会員は一年間の基礎研修並びに各事業に積極的に参画し、地域の活性化の事業へ共に活動を行い、自身の学びを深めさらにその学びを実践します。この活動で得た経験によって青年会議所の活動だけにとどまらずこれまでの人生では得られなかったような自己変革を促すことができると考えます。寺子屋委員会では新入会員のエンパワメントに注力し青年会議所に入会したことでJAYCEEとして、そして青年経済人としてこれからの高山のまちづくりを担える人材へと成長できる一年間となるように努めて参ります。
委員長 和泉 誠
担当常任理事 洞口 航
【スローガン】
魅力あふれるJAYCEEへ
【基本方針】
私たち高山青年会議所は66年という長い歴史を築いてまいりました。その歴史の中で先輩方は、修練・奉仕・友情の三信条のもと、社会的課題に取り組み様々な事業を成し,多大な功績を残されました。私たち現役会員はその意思を受け継ぎ活動を継続する中で、この度一般社団法人へと移行し、変革(トランスフォーム)をもたらすことで、新たな高山青年会議所の歩みを進めてまいります。
皆さんが高山青年会議所に入会した理由は何でしょうか。地域貢献のため、仲間づくりのため、自己成長のため、おもしろそうだから、さまざまな思いで入会されたことと思います。私が入会した理由は、仲間づくりと自己成長です。私が求めていた自己成長とは、社会のため地域のためではなく、自身が幸福になるためのものでした。今でも根本は変わっていませんが、さまざまな事業に携わることで、青少年育成やボランティア・まちの発展など、多くの社会的課題に興味を持つことができました。地域のために活動することの大切さに気づけたのは紛れもなく自己成長したからです。この経験から、私たちがJAYCEEとして更なる成長を遂げることは、社会的課題解決への意識の高まりへとつながり、私たちが行動することで高山がより良い方向へと進むことにつながると考えます。
そこで当委員会では、一般社団法人として新たに迎えたこの年に、会員の資質向上を目的とした例会を行います。JAYCEEとして、高い品格と教養を身に付けていただくことで個人の魅力を磨いていただき、他者を知り個性を活かす方法を学ぶことでJC運動を更にレベルアップしたいと考えます。私はJAYCEEとしての成長は自己成長のみならず、「明るい豊かな地域社会」の実現につながるものでもあると考えます。そのために高山青年会議所の会員全員が地域に影響を与える青年経済人として更なる成長が遂げられるよう今年一年活動してまいります。
委員長 丸山 純平
担当常任理事 黒地 勝也
【スローガン】
まずは一歩踏み出そう 〜まちづくりは楽しく!〜
【基本方針】
現代日本の民主主義社会において、市民の多様な価値観を反映して政策を選択する政治システムを成熟させていくには、投票率の向上を始めとする、より多くの市民の政治参加が必要不可欠です。
私たちが住む高山市では少子高齢化が進む一方で、地域内に進学先や就職先が少ないために若者の市外流出も激しく、地域の将来を担う若者の意見はとても貴重なものとなっております。ですが、2018年に行われた高山市長選挙では、若年層(20歳から40歳)の年代別投票率はいずれも全体の平均投票率である61.94%を下回っており、相対的に若者の意見が市政やまちづくりに反映されにくい状況となっております。
20歳から40歳までの青年経済人で構成される青年会議所だからこそ、高山市に住む若者の先駆者として、若者の声を主導してまちづくりの場に反映させていくことが求められています。
しかしながら、多くの若者は日々の仕事や生活で忙しく、政治や地域課題を考える余裕はなかなかありません。まちづくりをなんだか堅苦しく、難しいものだと捉えている方も多いかもしれません。ですが、同じ高山市に住み、日々の生活を営む市民として、少なからずこの高山市の好きなところがあり、より良い地域にしていきたい想いがあるはずです。そんな想いこそがまちづくりの原点であり、そうした市民の日々の悩みや課題を解決することこそが政治の本来の役割ではないでしょうか。
だからこそ、市民の政治関心を高める委員会では「まずは一歩踏み出そう 〜まちづくりは楽しく!〜」をスローガンに掲げ、高山市の若者が気軽に楽しくまちづくりに参加できるように、参加への一歩目を支援するさまざまな事業を展開していきます。また、私たちの事業を通して政治に参加するようになった若者はきっと、その後年齢を重ねても政治参加し続けてくださることが期待できるため、今はまだ選挙権が付与されていない高校生を始めとする10代の青少年も事業の対象とします。
最初は小さな一歩だとしても、いずれは若者の声がより反映される地域につながり、結果として高山JCの理念である「明るい豊かな地域社会」の実現につながると信じて、事業を行います。